海の散歩道 東北編/-1.1

旅立ち前日までのこと。九州の旅を終えてから、東北へは早く出発しないと「雪が、雪が気になる。」と焦るような思いでいました。温暖化によって初雪は遅くなったように聞きます。また、雪が降ったからといってすぐ積るとは思えないのですが、そこは東北です。知らないところなので、そこは詳しいと思われる姉に尋ねてみたのでした。(姉は、子どもが東北に暮らしており、何度も行った経験があり、しばらく滞在していた経験があるのでした。)

姉からの一言、「そりゃあ、スタッドレスに換えて行った方が良いわ。」とのこと。翌日、タイヤ屋へ行き相談すると、ホイルの在庫がないとのことでした。シーズン的に少々早すぎました。数日で入庫するとのことなので、タイヤ交換して出発することにしました。翌日、姉から「東北の人は11月に入るとタイヤ交換するらしいよ。」とわざわざ聞いてくれたようです。ホイルの方もすぐに届いたようで、連絡がありました。「ありがたい限り。さあ、出発するぞ。」一人で意気込んでいたのでありました。

前夜寝付かれずにいると、九州へ行った時の礼服などの洗濯物をクリーニング屋さんに置きっぱなしになっていることに気づいたのでした。いろんなことに考えを巡らせているとうっかりも思い出すのです。この旅から帰ってきてから受け取りに行っても良いのですが、また忘れてしまいそうで、思い立ったら動いてしまいます。気になることは済ませて旅行に集中しようと思うのです。

翌朝、9時過ぎにクリーニング屋さんに行くと、「本日定休日」の張り紙がありました。とほほ、、、もっと早い時間帯に出発できたのに後悔してしまうのでありました。結局10時に出発する。東北への行程は、丹波から福井、小浜に出て、敦賀、北陸道、8号線を走り新潟へ、そこから山形、秋田、青森の海岸線を走り、青森から三陸海岸に入り、宮城、福島の震災地の遺構巡礼に回る計画を立てていました。その後は猪苗代から新潟に入り、来た道を戻る予定です。1日目の宿泊地は道の駅で温泉のある石川県の「倶利伽羅源平の郷」でした。計画では、できるだけ高速道路は使用しないで回ろうということを考えていました。が、出発が計画よりも遅れてしまい、1日目の昼食はコンビニのサンドイッチとコヒー、菓子パンで済ます。このような、時間を気にすることは運転にとり大変危険なので、ゆっくり走るために、高速に入ることにしたのでした。夕食は鯖寿司が食べたいと思い、大飯で休憩した後、小浜で鯖寿司をゲットして、若狭から若狭道に入って、北陸道を通り、石川県の道の駅を目指したのでありました。17時過ぎに北陸道尼御前SAで夕食、きつね蕎麦と小浜で買った鯖寿司を日本海の夕日見ながらいただきました。越前おろしそばもその時は考えましたが、冷たいお蕎麦はちょっと寒い感じがしました。(10月19日)とても美味しくいただきました。食後、北陸道に戻るとリニューアル工事の渋滞に入ってしまい、19時前に倶利伽羅道の駅に到着。車内に断熱材を貼り、目隠しをして、就寝準備をしていると車内の暑さに気づき、扇風機の準備をして入浴に向かったのでした。この温泉は別府温泉を模した人工湯とのこと。ゆっくりと入浴する。寝苦しいかなと思ったのですが、スリーシーズンシュラフとタオルケットシュラフの組み合わせで丁度よかったです。ラジオでクライマックスシリーズ、阪神の結果を聞き、「ふんわり」の聞き逃しも聞いて、11時前には入眠しました。この時期、朝、日中、車内、車外では温度差があり、脱ぎ着ができる服装が就寝時も大切だなと思ったのでした。