葛の散歩道 23/ 2024を振り返って

あっという間に1年が過ぎ去ってしまうので、「ちょっと待ってよ。」と声をかけるつもりで、2024年を振り返ってみたいと思います。

年明け早々1日の午後、大きな揺れを感じました。つけっぱなしのラジオから速報が入り、能登で大きな地震があったことを知りました。23年の10月に東北震災の震災遺構を見て回っていたので、津波は大丈夫か?ということがとても気になりました。能登は学生時代バイクで回ったり、研究室で旅行に行ったり、アルバイトで取材に行ったりしたところです。景色が目に浮かびました。それからは、能登の情報にはアンテナを立てていたつもりでした。何かできないかと考えていました。けれど、募集がかかっているのは金沢からの日帰りのボランティアばかりでした。でもつながるものですね。友人のSNSでの繋がりから、炊き出しの手伝い、簡易水洗トイレの運営を手伝ってほしいとのこと、県立能登高校で炊き出しとトイレの運営をしていたNPOキャンパーに繋がったのでした。なんと、能登高校があるところは宇出津港のとなりです。私がバイトで取材に行ったのは宇出津港のイカ釣り船団の出港でした。(これも縁でしょうか)1月下旬に繋がると救援車両としての手続きなどなど、地域の防災センターのい方にも無理をして頂き、現地に入ることができたのでした。この十日あまりの出来事は昨日のことのように思い出します。炊き出しで暖かい食事を届けると、被災者の方々の顔には、ぽろっと笑顔が浮かび「気の毒なあ。」「気の毒なあ。」と言われます。ダンボールベットにダンボールの仕切り体育館の広い底冷えのする空間でこのちょっとした微笑を共有できたことが幸せでした。しんどい事続きの現実でこの笑顔、どちらが元気をもらったことか。この状況が続く中で、長引く中で、9月には豪雨のニュースが飛び込んできました。「なんでまた、能登。」こんな風に思った人たくさんおられるのではないですか。本当、未来へ送る今を考えないといけないですよね。どうしたらよいのでしょうか?新年は何か良いことでいろんな方々とつながることができればと思っております。そのためにも、身近なあったかい何かをあげられればうれしいです。よろしくお願いします。

県立能登高校玄関横に停車している移動式のトイレと水産実習室に開設した炊き出し場です。

炊き出しメニュー例、中華どんぶりとみそ汁、風景は能登高校南宇出港釣り場から見た富山湾、黒部方面からの日の出です。