葛の散歩道 45/  涼風を待って5 今を盛りに

前回の続きです。先月末、書写山を登った後、立ち寄った書写の里美術工芸館では「夏休みこどもミュージアム、アジアの布と楽しむ」という展覧会を実施していました。子どもたちはクイズに答えて、缶バッジをもらおうと頑張っていました。私は日本の三大原始布(芭蕉布、葛布、しな布)が展示してあり、ワクワクして眺めました。葛の散歩道の葛は綿が出回る前は一般的に衣類などに使われていたようです。葛の蔓を水にさらし、糸に紡いでいきます。今でも静岡県では伝統工芸品として葛布を作っておられます。葛布で検索をかければ出てきます。また、私の母は、蔓をとってきて、何重かの輪にしてXmasリースや正月用のリースづくりをしていました。

この暑い時期、葛はぐんぐん伸びておひさまを独り占めするかのように、「葛はお日様とりにいく」なのです。マントのように他の草木の上にかぶさっていきます。戦後、中国の砂漠緑化に葛が使われたそうですが、羊などの家畜が全部食べてしまったようです。日本でも「馬のぼたもち」「馬のおこわ」とか呼ばれ、牛や馬は好んで食べたそうです。人にとっても薬ですものね。

追伸、今朝も北風、涼しく歩くこと出来ました。

葛布と原料

元気な葛