突然なのですが、福田平八郎さんの漣(さざなみ)をご存じですか。昭和7年(1932)に発表された作品です。福田さんが釣りをしている時に出会った光景を何度も何度もスケッチして描かれたとのこと、昔は粗から密、色を目で追って美しさをこの変化に感じていました。浮世絵のようなリズミカルな波は時代を貫くのかもしれません。この感じは今も変わりません。今は、昔とちょっと違い、視覚より先に風を感じることがあります。このさざ波を調べると漣、細波、小波などと記されています。さざ波とは水面を弱い風(毎秒5メートル以下、1メートル以下の時はなみができない)が、吹くときにできるしわのような波とのことです。この時期、川をせき止めて用水路に水を流すので流れのない川面に出会うのですが、両岸を土手に覆われた川面は、私たちを近づけてはくれません。さざなみは近くに感じるものではなく遠くから眺めるものになったようです。いや、水面を渡る弱い風なので出会いにくいものになってしまいました。最初の画像、カイツブリがおこした波はしわのような波になっていました。堰から用水路からあふれたり、落ちたりしてできた波は岸にぶつかり複雑な形をして強い波になっています。出会いました。今朝、25日朝の南風、土手の上では弱い風ではなかったのですが、川面はさざ波のような、、、感じがしています。人がつくった大きな溝のような川は人から離れて自然になっています。

福田平八郎 漣

南風による漣?
