先週の木曜日観た映画「Perfect days」前回、観てすぐ感じたことを書きました。印象深い映画で3,4日してまた少し違った感じ、引っかかるような感じが浮かんできました。あれはどういうことなんだろう。すると、これはどういうことなんだ。ラストはなんで、といった具合に考え込んでしまいます。自分なりに解釈しています。パーフェクトな毎日、毎日を大切に生きている平山さんに姪っ子、ニコが家出をして平山さんちに転がり込む。それはアクシデントです。でも、平山さんは戸惑いながらもどこか嬉しそうな感じで迎え入れていました。 彼女から「おじさんとお母さんは仲が悪いの?」というような問いがあり、「世界には色んな世界がある。色んな世界があるけれど繋がらない世界もあるんだ。」みたいに返したと思うのです。ここで示される繋がらない世界、それは壁?いや喪失?排除?そんな引っ掛かりを感じました。その点で考えるとホームレス。この方は平山さん以外の人は認知していないかのようです。男の子トイレで泣きながら用足しているシーンのお母さん。心配を主張して子供の話を聞こうとしない。平山さんの存在を消してしまった。敢えていないものとしていた。木陰で昼食をとり木漏れ日を味わっている感じている平山さん。何度も近くにいるOLは木漏れ日の美しさは感じていない様子。あるんだけれども、誰にも同じようにつながらない世界。平山さんが家族との関係においてもそう。これは平山さんが壁を作り、存在を消してきたのかもしれない。ここで大きいと感じるのは、消されてしまったのではなく、消してきたという選択。彼は、消すことにより豊かな自然とのかかわりや豊かな時間を持つことができた。しかし、悔いもある。個人的にはそれが、ラストの涙の笑顔につながっていると思う。平山さんの毎日は、穏やかに流れる時間のようで、五感を研ぎ澄まして散歩しているような感じがする。だから毎日違った景色が見えてくるのだろう。丸くてかわいい白線に気が付きました。

